やちむんとは?
「やちむん」とは沖縄の方言で「焼物」のこと。その歴史は琉球王朝時代にまでさかのぼり、那覇市の戦後復興の一端を担ったなど、沖縄の生活には欠かせないものでした。長年使うことで器が馴染んでくることを「やちむんが育つ」と表現します。
体験場所:仁陶器工房(じんとうきこうぼう)
沖縄本島の中央にある北中城村にある「暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」から車で7分の仁陶器工房さんで体験!
住所:沖縄県中頭郡北中城村荻道144-1
教えてくれるのは伊達政仁さん
① 予約(2週間前まで)
予約方法:
- 電話:090-8416-5143(伊達さん直通)
- InstagramのDMからも予約可能
② 作るものを決める
工房内には様々な形の陶器があるので参考になります。作りたいものによって料金が変わるので、詳しくはお問い合わせください。
今回は小鉢に挑戦!
③ 土をこねる
④ ろくろで成形
初心者でも安心!伊達さんがサポートしてくれます。
⑤ ワイヤーでカット
成形した器を切り離して完成!
―体験終了!ここからはプロにお任せ!―
⑥ 乾燥
約10日間自然乾燥させます。
⑦ 素焼き
750℃の窯で約8時間焼いていきます。
⑧ 色付け
何色になるかはお楽しみ!
⑨ 焼成
1240℃まで温度を上げ、約8時間焼いていきます。
⑩ 完成
完成後、着払いで自宅に届きます。
体験後記:土と向き合う時間
大人になってから土を触る機会がめっきり減ります。土に触れるだけでなんだか癒されるのは私だけではないでしょう。
ろくろの上で回る土はまるで生き物でした。自由自在に形を変え、少し手を添えるだけでどんどん形になっていく。力を入れすぎると形は崩れてしまいます。
子どもを育てること、部下や後輩を育てることも一緒なのかと思いました。自分自身に力を入れすぎず、少し方向性が違ったらそっと手を添えてあげる。そんなことを教えてくれるやちむん体験でした。
やちむんをもっと知りたい方へ:壺屋焼物博物館
壺屋焼物博物館では、壺屋焼をはじめとする沖縄の焼物文化や歴史を、焼物の実物やパネルなどでわかりやすく紹介されています。
沖縄県那覇市壺屋1丁目9-32
電話:098-862-376